特定非営利法人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子育てと仕事両立体験研修家族シミュレーション事業

  • 基本理念 / 事業一覧 / 定款

NPO法人びーのびーのでは、2018年度より2020年度の3年間、若者対象に第三者の家庭での育児体験を実施し、子どもに触れた体験がその後の家族観、就労意識などに及ぼす変化を研究し、
「若者の育児体験活動が、新たな子育て支援施策となる事業の開発」を目指し、神奈川県 かながわボランタリー基金21補助事業として承認され取り組みを実施しました。
このプログラムを元に、【子育てと仕事】の両立に関する企業向け研修として「家族シミュレーション」プログラムを行っています。
独自に制作した、育児休業取得男性のインタビュー映像、仕事と子育て両立を実践している女性の取材映像などを用いたワークショップ形式の研修です。

男性育児休業の推進、改正育児介護休業法による社内研修の推進などにぜひご活用ください

実施希望の企業様からのお問合せは随時受付ております。

実施実績概要

2022年

神奈川県内 製造/メーカー系企業様 子育て支援両立研修 家族シミュレーション/合計181名名受講 (オンライン4回、対面セミナー3回)

参加者アンケートより

・各個人の置かれている環境が異なるので、同じような環境に置かれていない人が理解するには、社員全員への研修が必要だと思った

・男性の育児休業は、ママが一番つらい時期、大変な時を理解して、取得してほしいと思った。育児休暇を取ったということだけで満足しないで欲しい

・自分自身が家族をもっていないので、あまり当事者意識をもって考える事は無かったが、同僚の子育ての状況を知って、相手の立場を考えたいと思った。

・仕事が大変になることを分かった上で、自分都合により結婚、子育てを選択しているので、両立するよう本人が努力するのが当たり前と考えていた、これから配慮していきたいと思った

 


2020年

オンラインプログラム開発

試行開催 1回


2019年

主催セミナー 企業と創る地域社会・子育てにやさしい社会(会場 伊藤研修センター)160名

企業出張研修 製造業1社 のべ30名/2回参加

体験プログラム実施

横浜市内 IT企業 参加者3名(女性2名 男性1名)

東京都内 IT企業  7名(女性2名 男性5名)

横浜市内 製造業   1名(男性)

横浜市内郵便局  6名(女性2名 男性2名)

横浜市内 製造業向け座学研修 のべ20名/1回


2018年

体験プログラム参加

横浜市内 IT企業3社 合計 女性5名、男性2名

横浜市内 こども用品輸入流通企業 1社 女性4名

福祉関連団体 女性1名

 


子育てと仕事両立体験研修家族シュミレーション事業

  • 子育てと仕事両立体験研修家族シュミレーション事業

【平成30年度活動報告リーフレット(PDF)】を作成しました。

2019年2月21日 19:00~21:00
事業報告会(開港記念会館)終了しました。

報告会において、年度の事業の経過、研修後の就業継続への気持ちの変化、女性活躍を推進するためのカギとなる子育て中の社員を取り巻く環境づくりへのヒントとなる事業成果について報告しました。

子育てと仕事両立体験研修家族シュミレーション事業

プログラム

開会あいさつ

大槻智子 認定NPO法人びーのびーの・港北区地域子育て支援拠点副施設長

地域子育て支援拠点事業の開設当時からの社会情勢は変化し、拠点事業に求められる支援は時代とともに変化する必要性があります。
自分のキャリアにおいても、ロールモデルないなか、子育てと仕事の両立が、利用者の同じ立場の人たちの声によって支えられていたことを思い返せば、本事業がこれからの子育て支援にとって意義深いということを開会のご挨拶として伝えました。

はじめに 19:00~19:20  立案の経緯・経過報告・取り組みついて報告

畑中祐美子 認定NPO法人びーのびーの

事業経緯として、立案の経緯、事業参加者の募集、活動オリエンテーション、受入れ家庭とのコーディネート、活動事例の様子、活動後の共有、活動(体験)を今後の自分、次社組織のなかでどう捉えて、どう活かしていくかを、見つける振り返りまでの、事業の流れについて発表しました。

事業参加者募集期間において、企業への説明が難しく募集活動が困難でした。参加するためには、社員の業務時間を短縮するなどの、変更が必要なため、企業としての事業理解が容易ではなく、上席の方々への説明のための工夫が特に必要であり、そのためにもNPOだけの取り組みでなく、有識者の方々のアドバイス、後方支援が必要な取り組みであったことを報告しました。

  • 多目的室
  • 多目的室
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パネルディスカッション 19:20~20:00 「私にとっての家族シミュレーション」

コーディネーター:堀聡子先生 東京福祉大学短期大学部 こども学科 専任講師

受入れ家庭側から2家庭の保護者、参加企業から2社(株式会社アイネット、株式会社DADWAY)所属の社員が登壇し、事例発表を行いました。
それそれが体験した、「保育園からのお迎え」や、「施設で家族と遊びや食事を共に行うこと」などについてエピソードを語りました。
その中から、参加者は、こどもの動きの予測不能なことへの気づき、保育園のイメージの変化、両立のためのヒントになる役割分担の考え方などを受け取っていたことが報告されました。
それらの活動を振り返るなかで、身近でみかける親子連れ・子育て中の同僚などへの配慮についても気づきが広がる体験であったことが明らかになりました。

講演 20:00~20:30

[1]アイネットが「家族シミュレーション」に参加した理由

伊藤美樹雄氏 株式会社アイネット 執行役員 企画・IR部統括部長

株式会社アイネットは、「性別や家庭の環境に問わず全ての社員に長く勤めてもらいたい」
という理念のもと、女性活躍推進や子育て支援にさまざまな施策を導入しています。
株式会社イー・ウーマンの「働く女性と子育て」に関する調査(2014)のデータをひもときながら、家族シミュレーションの参加を、「子育て・育児」、「家事」、「仕事」の両立の実態を知ることは、長く勤められる人になるために必要な人材育成と捉えられる、よって、この事業を企業としての人材育成事業に位置付けるためにさらに必要な、改善点として、年間いつでもできるようにすること、受入れ定員数の拡大、プログラムの体系化などのを提言していただきました。

[2]人材育成の観点から「家族シミュレーション」の意義

橋本諭先生 産業能率大学 情報マネジメント学部 准教授

学ぶとは、という根源的なお話から、本事業を企業の利益にどれだけ利益を与えうる「研修」としていくために、必要な成果、効果を事例からどう読み解いて、発信していくべきかを語られました。
事例を単純にそのまま受け止めるということではなく、自らの意識の変容を促すための事前学習(オリエンテーション)、振り返りの場が必要で、その場が他者(社)との交流であり、受入れ家庭、体験者が、お互いに良くも悪くも、自社を見つめなおす機会になり、そのことが参画意欲の向上に寄与できる可能性を発表されました。

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質疑応答・意見交換 20:30~20:45

[質問1]

社会人が活動するにあたり、スタッフの存在や、伴走サポートはどの程度であったのか。
事前オリエンテーションでの説明、活動への同行は行い常にサポートがある状態であった。
事業として初めて説明が難しい場面も多かったので、より丁寧で積極的なサポートがあってもよかったかもしれないというのは今後の課題となる。

[質問2]

人材研修における費用対効果について費用対効果の考え方は必須で、NPO側のプログラムへの改善要求は当然必要なこと。
現時点で、効果の説明が難しかったので企業への呼びかけに大変苦労した。

[その他]

こどもが発熱をしたとき、すぐにかけつけられるか、時間がかかるのかによって、その後のこどもの回復、感染の広がり度合いも違う。
むしろ、かけつけられることが仕事へのリスク回避となり、それが周囲にとっても共通理解となるような社会が広がってほしい。

幼稚園は、夏休みの預かりや早朝、延長での預かりを行うところもある、週2回、土日のみというようにゆるやかな働き方を選択することも可能な場になってきている。

受入れ家庭が、自らの自宅を開放することは、法人との信頼関係が揺るがなくあるからできること。この関係性が企業にとって大きな安心感になるはずだ。

閉会挨拶

奥山千鶴子 認定NPO法人びーのびーの理事長

参加企業 株式会社アイネット、株式会社アップシェア、株式会社DADWAYの皆様へ
本事業への多大なる御貢献に感謝し、感謝状をお送りするとともに、来年度への事業実施の決定と、今後とも事業へのご理解、ご協力のお願いをさせていただき終了いたしました。

子育てと仕事両立体験研修家族シュミレーション事業
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参加者募集の呼びかけ

仕事帰りに親戚の家に行くように、小さい子どもと遊んだり、一緒に食事をしたり、子育て支援施設で一緒に過ごしてみたり。
今の生活の延長線上に、家族のいる生活をシミュレーションしてみませんか?

家族シミュレーションとは?

現在子育て中の家庭のご協力をいただき、子育て支援施設で一緒に過ごしてみたり、その家庭に親戚が訪ねるように訪ねてみる家族のいる生活をシミュレーションする体験プログラムです。

交流する家庭は、現在、育児休暇取得中の方も含めて、共働きで、乳幼児を育てている家庭が中心です。

体験プログラムの中で、働きながら子育てをする日常を共に体験することで、将来共働きをして子育てする家族としての役割分担のイメージづくり、将来のキャリア、人生設計のシミュレーションもできる活動です。

こんな方におすすめです!

男女不問。
20歳代~30歳前後で働いている方。
未婚の方、あるいはお子さんがまだいない方

  • 仕事と子育ての両立を考えている未婚の方
  • こどもが苦手、こどもにふれる機会がなかった方
  • 既婚で、近い将来子育ても考えているが、祖父母、親戚の手助けは想定できない。
    自分達だけで子育てをすることを予想している方
  • 社内に育児休業の制度があるが、まだ使ったひとがいなかったり、
    制度がないという企業の人事、マネジメント的立場にある方
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主な活動内容

事前説明&ワークショップ いつどこで?

2018年10月2日(火)17:30~20:00
おやこの広場びーのびーの(菊名駅徒歩2分)

  • それぞれの方に合わせた事前説明を行います(心配、不安を解消します)
  • いくつかのワークショップによって、体験しながら学びます
    例)男性はどう関わる?/ワーキングマザーの味方になるには? 等々
  • 交流する家庭(ホストファミリー)と顔合わせをします。

体験プログラム

[いつ何回くらい?]

2018年10月9日~10月26日 17:30~20:00 期間内で3回程度

  • 「職場」を定時前に退社し、保育園のお迎え体験を行う場合もあります
  • 保育士等、専門知識を持った人が側にいるので安心です
  • 活動日程はホストファミリーと事前に調整して決定します

[どこで?]

びーのびーのが運営している子育て支援施設

  • おやこの広場びーのびーの(菊名駅徒歩2分・港北区篠原北1-2-18)
  • COCOしのはら(地下鉄岸根公園駅徒歩5分・港北区篠原町1077)
  • まんまーる大倉山(大倉山駅徒歩5分・港北区大倉山3-3-3 磯部マンション205)
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振り返り&体験共有セッション

2018年11月7日(水)17:30~20:00
おやこの広場びーのびーの

  • 「家族シミュレーション」を通じ、以前の自分について振り返ります
  • 「体験」がどんな意味があるのか、自身の周囲の環境を含め考えます
  • これからどうするか?アクションプランを考えます

参加条件

男女不問。大学生~30代くらいまでの方、10名程度
*お友達同士、カップルでの参加も歓迎

応募方法 エントリー

問合せ:kikaku@bi-no.org
TEL.045-877-2156
担当 畑中・山口

事業概略

活動内容

  • 保育園の送迎などの育児体験を学生・社会人が体験する。
  • 育児体験に入る前の事前のガイダンス・体験前研修の実施。
  • 参加者・企業の意識調査・子育て・就労継続への意識調査の実施。
    有識者による分析・報告の実施。
  • 参加者・企業・受入家庭との交流イベントの実施
  • 体験、調査、分析を通して、人材育成プログラムとしての開発
子育てと仕事両立体験研修家族シュミレーション事業

予想される効果

  • 働く親を支える新たな地域での施策づくりを目指します。
  • 育児体験した学生・社会人自身は地域の福祉的な活動に参画することで
    地域において人のつながりをつくるきっかけとなります。
  • 育児体験参加者の雇用企業にとって、働きながら子育てする体験を
    今後の人材育成プランに活かすことができます。
  • 働きながら育児をしている社員のパフォーマンスが向上するチームづくりに活かすことができます。
  • 企業と家庭の直接の交流機会の創出による、商品開発やユーザーレビュー、
    異業種交流の機会を作ることができます。

参加希望の皆様へ・企業の皆様へ

参加希望の皆様へ

自分の将来を考えるのは、自分が主体なのですが、大きな出来事でもあるにもかかわらず、家族をもつか、もたないか、は自分だけで決めることでも、予定できることでもありません。

こどもの声がうるさいと、保育園建設反対運動があったり、公共交通機関でのトラブルなど、こどもをめぐって世の中は不寛容になってきてもいます。
保育園のお迎えを急ぐ同僚、その人の仕事をカバーをしなくてはいけなくなった人との気持ちのすれ違いも人間ならば致し方ないこともであるでしょう。

こども、家族をもって働くことの大変さ、大変さの裏にある、こどもがいるからこその日々の暮らしの泣き笑いも、そのときにやってみるまでわからないものです。

こどもを育てながら働く先輩家族との交流機会をもつことができるこの体験プログラムを通して、ワークライフバランス、キャリア設計など、自分の将来展望への霧が少しでも晴れるかもしれません。

誰もが働きやすい環境をつくるために必要な事への気づきがきっとあると思います。

何より、日頃ふれあうことのない小さなこどもの笑顔にふれることは癒しになるかもしれません。

主に平日、夜間に3~5回の体験プログラム、事前研修、振り返りセッションへの参加が必要なプログラムになります。

就職する前に企業研究は欠かせません。実際に働く前にはインターンシップで企業の雰囲気を体験することもできる環境があります。
家族をもって働くことも、この活動で体験してみませんか。

お問合せお待ちしています。

企業の皆様へ

この活動は、神奈川県立かながわ県民活動サポートセンターの補助を受けて取り組むものです。活動報告などを通して、ワークライフバランスの取り組み推進の発信にもつながります。
次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画の策定にも有効な活動です。

行動計画を策定し、計画に定められた取り組みが一定基準に達し厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受ける企業は、次世代認定マーク(愛称:くるみん)を取得することができます。

取得の結果、税制優遇制度措置を受けることができるメリットや、くるみんマークを付けて、企業の商品、広告、求人広告などにつけることができます。

学生・大学機関とも連携した活動になっております。在学期間中にNPO活動、社会課題解決へ関心ある学生との協働の機会を持つことができます。

参考:この活動についてシビックテックフォーラム2018で発表した映像資料http://2018.civictechforum.jp/data/ctf2018/org/speakers.php?mode=movie&id=45

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実施体制

運営 NPO法人びーのびーの

*多方面のジャンルの有識者のアドバイザーのサポートを受けて実施しています。

アドバイザー

  • 伊藤 美樹雄氏
    株式会社アイネット 執行役員 企画本部 企画・IR部統括部長
  • 橋本 諭氏
    産業能率大学 情報マネジメント学部 准教授
  • 田邊 雅子氏
    ブレイン横浜たなべ社労士事務所 株式会社グロースサポート 代表
  • 堀 聡子氏
    東京福祉大学 短期大学部 こども学科 専任講師・博士(生産人間科学
  • 清水 壮一氏
    たんぽぽ保育園 保育士
  • 田口 亜佑美氏
    伸びる会幼稚園 教諭
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協賛・賛助について

この活動はNPO法人びーのびーのの自主活動です。
当法人への寄付などの自己資金で取り組むものです。
交流イベントなどへの協賛、物品提供、寄付も受け付けています。
びーのびーのは横浜市指定NPO法人のため、個人の寄付者には、住民税の控除を受けることができます。

本事業に関する問い合わせ

担当 特定非営利活動法人びーのびーの remix
EMAIL: kikaku@bi-no.org
TEL045-877-2156/FAX045-883-7619
横浜市港北区大倉山2-7-47シャトレ大倉山103